安全で自由に生活が出来る幸せ

私達はとても恵まれている環境で過ごしています。 というのも、食べるものは沢山あり、交通は整っていて、レジャーも充実している…
欲を張らなければ、殆ど何不自由なく生活をする事が出来ています。

また、世界には沢山の恵まれない方々がいます。 食べるものもなく、働きに出ようにも仕事がなく、明日が見えない状態で、 悪循環の中を、毎日を必死に生きている人達が沢山います。

「生まれてきた環境が悪かったんだから仕方ない。」
「そんな事言われたって、どうしようもない。」
「自分たちの事ではないのだから、関係ない。」
様々な意見があるとは思いますが、その通りです。

ただ、少しだけでイメージしてみて下さい。 「もしも、食べ物を得る事が出来なかったら…」 「もしも、生活をしていくためのお金を稼ぐ事が出来なかったら…」 「もしも、外を出歩く事も許されず、一生を家の中で過ごす事が義務づけていたら…」

そう考えてみると、私達ってとても恵まれていますよね。 好きなものを食べて、好きな本を読んで、好きなものを買って、 自由に出かけられて、安全な家の中で、自由な時間に寝る事が出来る…」 それってとっても幸せな事なんです。

パキスタンという国

そこで、少し世界に目を向けてみると、 パキスタンという国があります。面積は日本の倍、人口も日本より約1.5倍多い国です。

そのパキスタンでは、宗教上の理由で男社会となっており、 街を歩いていても、女性に遭遇する事は滅多にないようです。
というのも、女性は家で子守りをするだけで、 自由に外を出歩く事が許されていないからです。 中には、「女性は教育を受けてはいけない。」 「社会に出て働いてはいけない。」 「外にも出てはいけない。」という過激派の団体が存在しているのも一因です。

また、貧しい地域では、働く事が出来ないため、 女性は自分の臓器を売って、そのお金で生活をするそうです。
私達にとっては、とてもそんなことかんがえられませんよね。でも、実際にそうでもしないと、 生きていく事が出来ないのです。

女性が輝ける社会へ

しかし、そんな状況下を生きているのにも関わらず、 テロ攻撃を受けてしまった方々に助けの手を差し伸べたり、お見舞いに行ったりし、 大洪水が起こった時には、困っている人達に衣類を縫って送ったり、 身体障がい者の人達を楽しませてあげるために、施設に出向き、 パーティーをしにいったりするというのです。

このような輝けるはずの女性が、外に出る事が出来ないだけでなく、 蔑まれているなんてことがあっていいのでしょうか。

日本を始め、世界では、女性が活躍しています。 パキスタンの心がとても豊かである女性達ももっと輝いていいはずです。 社会でもっと活躍出来ますように、輝く事が出来ますように、 そんな思いで、彼女らに教育を届けたいと私達は考えました。

過去にも日本から、海外に学校を設立するというプロジェクトがありましたが、 今では、その殆どが閉鎖されてしまっています。 その意志を受け継いで、私達も学校という生命線を絶やす事のないように、 一生懸命活動していきたいと考えております。

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